前回の Four Seasons の続きになります。
フォー・シーズンズというと Frankie Valli の声ばかりが際立ってしまいますが、重要人物が他にも3人います。
まずはプロデューサーの Bob Crew (ボブ・クルー)。この人は自分でもアルバムなんか出したりしています。非常にルックスのいい人です。
次にフォー・シーズンズのメンバーであり、ソングライター、キーボーディストでもある Bob Gaudio (ボブ・ゴーディオ)。
そしてアレンジャーの Charlie Calello (チャーリー・カレロ)。
Charlie Calello は Lou Christie (ルー・クリスティ) や Robert John (ロバート・ジョン) などのアレンジもしていますが、当時の裏声担当だったのでしょうか?
いまさらですが Charlie Calello は、達郎氏のファースト・ソロアルバム「サーカス・タウンン」のニューヨークサイドの、プロデューサーも務めました。
ちょうど、2日前くらいに送られてきた最新のファンクラブ会報で、その時のレコーディングの様子について、達郎氏がいろいろと語っています。Charlie Calello についても語っています。
.....話が飛んでしまいましたが、フォー・シーズンズの重要人物は Frankie Valli と上記の3人を合わせた、計4人。
フォー・シーズンズは63年までシカゴの Vee-Jay (ヴィー・ジェイ) というレーベルに所属しておりましたが、このレーベルからの第一弾シングル「Sherry (シェリー)」が大ヒット。
今でも フォー・シーズンズ = シェリー のイメージが強すぎて、オールディーズグループに見られる感があります。
ちなみに達郎氏が「オン・スト1」でカバーしている「Alone」は、フォー・シーズンズの Vee-Jay でのセカンドアルバムに収録されているバージョンを参考に制作されています。
フォー・シーズンズは64年に Vee-Jay から Philips (フィリップス) にレーベルを移籍します。
この Philips 時代がフォー・シーズンズの全盛期といって間違いないと思います。私もこの時代の作品が一番好きです。
Philips の初期はスペクターを意識したサウンドが目立っていましたが、後にモータウンに影響されたサウンドに変わっていきます。
私の一番好きなフォー・シーズンズの作品は66年の「I've Got You Under My Skin」。
NHKで再放送されていた「エド・サリバンショー」を見ていたら、フォー・シーズンズが出演した際にこの曲をやっていて、好きになりました。
「こんな曲が好きなのは自分だけか?」と思っていたら、いつだったかのサンデーソングブックで達郎氏が「フォー・シーズンズの作品の中でも傑出した作品」と紹介して、この曲をかけたことがありました。
なんか、すごくうれしくなってしまいました。自分もそれほど、音楽を聴く耳は悪くないかも? という感じで。
その後 達郎氏は「I've Got You Under My Skin」を、村上秀一氏(ポンタ)のアルバムに参加した際にカバーしていました。
(まだ続く)
村上"ポンタ"秀一 : Welcome to My Life ('98)
参加メンバー、凄いです!