さらに Four Seasons の続きです。
Four Seasons は1970年リリースのアルバム「Half & Half」を最後に、Philips レーベルを去ります。
1971年に ワーナー・ブラザーズUK からシングルを1枚出した後、なんとあの「Motown(モータウン)」と契約してしまいます。
1972年〜75年の間 Motown では約20曲の良質な作品を録音しますが、現在この時代の音源はすべて廃盤状態になっています。
この時代、人気のほうは低迷しており、巡業では地方都市の高校の体育館にまで足を運んだといいます。
1975年にはカーブ/ワーナーに移籍し、「Who Loves You」「December,1963」などのヒット曲も出しますが、個人的に、ここからの Four Seasons には、あまり興味が持てません。
Philips の時代から Frankie Valli は継続してソロ・アルバムをリリースしていましたが、そちらのほうに興味が傾いてしまいます。
この時代には、Critters (クリッターズ) で有名な Don Ciccone (ドン・シコーネ) もメンバーとして、在籍しておりました。
ちなみに60年代、最大のライバルであった Four Seasons と Beach Boys は非常に仲が悪かったといいます。
Beach Boys がサーフィンを歌っているのに対し Four Seasons が「No Surfin' Today」という曲で、"サーフィンやって死んじゃった" なんて歌ったこともあります。
84年には Four Seasons と Beach Boys のジョイント・アルバムが企画されますが、いざ制作に入ると衝突ばかりで、結局「East Meets West」という1曲のみを残し、企画は消滅してしましました。
.....ちょっと、笑えますね。
The Four Seasons : The Night - Inside You
モータウン時代のコンプリート集